説明

東山碧螺春 (とうざんへきらしゅん) は緑茶の中の名品であり、江蘇省蘇州市吳中區太湖の東山が原産地であります。碧螺春の茶葉は芽が柔らかく、葉っぱは緑で、春に摘採されます。葉っぱの形が螺旋であるため、「碧螺春」と命名されております。

「碧螺春」は「一嫩三鮮」の称を持っております。「一嫩」とは、芽が柔らかいことであり、「三鮮」とは、色が鮮やかで、香りは馥郁で、味が新鮮であることを指します。白い産毛を纏い、爽やかで津液を生じさせ、花やフルーツの新鮮な香りもします。


【お茶の種類】緑茶

【葉色湯色】葉っぱは碧緑で、湯色は澄み切った緑

【味の特徴】爽やかで上品の香り、後味は甘くて馥郁。

【効能】豊富なビタミンcを持つ碧螺春は、疲労回復、血管強化、両目をまもる健康効果がございます。

【原産地】中国江蘇省

【お茶の淹れ方】碧螺春を淹れるときには、80℃から85℃以内のお湯を使います。沸騰したお湯はお茶の一煎目を苦くさせ、二煎目と三煎目の味を失くすためです。お湯を注ぐ時は高いところから注ぎ始め、ゆっくり低くして注ぎます。高いところから注ぐと、茶葉を充分に展開させるためであり、低いところから注ぐのは茶湯の温度と香りを保持することができます。龍井(ろんじん)茶は三煎目までが飲み頃ですので、ゆっくり味わってください。

【保存方法】直射日光を避け、涼しく乾燥した場所に保管し、または8℃以下の低温保存。